ベストシーズンは地元の人にしか分からない

   11月封切の「北のカナリヤ」の前売券が発売されています。

   吉永小百合さん主演、豪華キャストによる東映の映画です。

   この映画の舞台となっているのは北海道の礼文島です。(写真は礼文島の撮影現場です。今年の5月に訪問しました)

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   私はこの島が大のお気に入りで、すでに5回も訪問しています。東京タワーには1度だけ(昭和33年)しか登ったことがないことと比べても、贔屓の度合いが分かるでしょう。もちろん離島訪問回数ではダントツです。

   礼文島には今年も5月に行ったのですが、3月には鹿児島県の甑島、8月には島根県の隠岐島、そして10月には長崎県の五島(予定ですが)と、今年は”離島YEAR”です。

   礼文島というと花の美しい6月から8月が旬と考えがちですが、実は9月がベストではないかと思っています。これは地元金融機関の経営者であるMさんから教えていただいたことでもあるのですが。

   この島から眺める利尻島は筆舌に尽くしがたい美しさ。まさに冒頭の映画、「北のカナリヤ」でも、利尻富士が様々な姿を見せてくれるものと思います。

   花と利尻富士の組み合わせは礼文島の定番なのですが、花の最盛期である6月から8月は温度が高いため、海から上がる靄(もや)がスクリーンとなり、利尻富士がクッキリと見える日はあまり多くないようです。

   花の量が少々減ることを我慢すれば、花と利尻富士のコンビネーションを堪能できる確度が高いのは、間違いなく9月なのです。

   しかるに旅行代理店が販売する礼文島のツアーは原則、8月末で打ち切りのようで、9月以降は別の地域のツアーの販売に邁進します。彼等のやり方は、既成概念から脱することは難しく、非常に機械的です。

   旅行代理店に依存する限り、花と利尻富士の両方を確実に見ることのできるベストシーズンに多くの観光客を集めることはできません。地元の方々が自らそのことを発信していくしかありません。

   本日、北海道トマムリゾートで、礼文島の魅力を教えてくださったMさんとお目にかかり、改めてあの礼文島のスコットランドのような荘厳な風景を思い出しました。

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コメント

  1. おはんです より:

    トマムリゾートいいですね。Mさんによろしくお伝えください。それにして先生の移動距離すごいですね。

  2. 芸のない旅芸人 より:

    おばんですさん

    この三連休はMさんほか、同業の皆様たちと楽しくトマムや富良野を旅行をしております。