東南アジアは北海道がお好き

   本日、27日の夕刻にジャカルタからバンコクへ入ってきました。

   ホテルの周りを歩いてきましたが、大変な活気です。大通りの歩道を屋台が埋めつくし、そこをたくさんの人たちが往来しています。

   さて、ジャカルタからバンコクへのフライトはタイ航空でしたが、同社の今月の機内誌は北海道特集。

   札幌市の夜景(JRタワーからの写真)から始まり、サッポロビールガーデンとジンギスカンの肉の盛り付けの写真が続きます。紋別のガリンコ号や小樽の雪明かりの道、さらにはアイスダイビングに雪合戦、雪の中の露天風呂と、冬の風物詩の写真も満載。食べ物の部ではサッポロ味噌ラーメンと魚介類の鍋が読者のよだれを誘います。

   台湾や東南アジアの人々が北海道大好きと聞いていましたが、このような大型特集が組まれているとはビックリです。

   機内における周りの乗客たちは、ほとんどがタイ人かインドネシア人。それに加えて、アジア各国からのビジネスマンのように思えましたが、彼等も結構、北海道特集のページを開いてながめていました。

   実を言いますと昨日、ジャカルタにおいて、同地に所在する高級な食品スーパーマーケットをのぞいてみたのですが、そこで何と北海道の有名なお菓子屋さんである「R」が、かなり大きなスペースを取って、売り場を出していました。

   「北海道のお菓子屋さんは、北海道以外には、原則として店舗を出さない」との認識でしたので、期間限定だとしても、これには驚きました。

   インバウンド観光の強いポテンシャルを感じました。

   もちろん観光業だけで、第二次産業の空洞化による地域経済の不振をカバーし切れるとは思えません。

   とはいえ、ここ数日の本ブログで書いた通り、中小零細企業の海外進出における問題点が露呈する中で、東南アジアからの日本観光への興味がどんどん高まり、地域経済の命綱である観光業に高影響を与えることは結構な話です。

   明日(28日)は在バンコクの企業などを訪問いたします。

   追伸: しばしば本ブログにコメントをしてくれるARCadia氏と私の共通の友人である(高校の同級生)、「平塚のハカセ」が、尾張町交差点の都電最後の日の写真を送ってくれましたので、近々、披露させていただきます。


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コメント

  1. ARCadia より:

    機内誌で大型特集ですか。

    嬉しくなりますね。

    ワタクシも北海道が大好きです。

    (そして、時々、東南アジア系と間違われたりします)

    だからというわけではありませんが、北海道好き東南アジアの人々に親しみを感じます、ハイ。

  2. 芸のない旅芸人 より:

    ARCadiaさん

    10月からタイ航空がバンコック・新千歳便を週4便、飛ばすそうです。もちろん定期便です。

    バンコックにも札幌のチョコレート「R」が進出しており、さらには「Sの恋人」も出ているそうです。「Sの恋人」の大阪版パロディー菓子は見つかりませんでしたが、、、、、