台風を横目に見つつ帰国しました

 羽田着の便で帰ってきました。台風17号の影響で遅れが出た便があったせいか、到着が集中し、入国審査も手荷物引き取りも大混雑。

 着陸から手荷物引き取りまでに1時間以上、費やしました。ジャカルタやバンコックでも、ここまで時間がかかりませんでした

 羽田の国際線のインフラはまだまだという感じがしました。到着便が集中するとパンクしかねませんね。

 バンコックから羽田や成田に行く便は、通常は台湾、沖縄、鹿児島と上がってくるのだろうと思いますが(実際、往路はこの経路でした)、復路は台風が沖縄・奄美群島を走っているため、う回路を通りました。

 すなわち、台湾から中国の沿岸部を北上し、韓国の手前で右に旋回し、長崎上空に入って、大分、松山、大阪、名古屋、浜松と飛んできました。

 台風の西側を回り込んだ形でのフライトでしたので、ほとんど揺れがありませんでした。拍子抜け。

 ご存じの通り、台風は反時計回りに渦を巻くので、台風の右側は大変な風に見舞われます。

 数年前の7月に鹿児島県に台風が上陸したときのことを思いました。ちょうどその時に鹿児島市にいたのですが、住民の人たちは「けろっと」しているのです。タクシーの運転手に聞いたところ、「今日のは、枕崎から大隅半島に抜けるから、大したことはないです。不知火海のほうに抜けるときは警戒が必要ですがね。」

 つまり鹿児島市の東側の抜けるので(鹿児島市は台風の西側になるので)、問題ないということなんですね。さすがに台風銀座の住人たちは慣れています。

 今回の東南アジア遠征は非常に有意義でした。現地滞在歴5年超、長い人だと10年超という旧東京銀行のかつての仲間たちの話は、他のどの筋の情報をはるかに凌駕するものでした。厳しい環境の中で頑張っている彼らに対して、感謝申し上げるとともに、心より敬意を表します。

 今回得た情報を地域の中小零細企業、さらにはそれら事業者との取引のある金融機関にフィードバックすることで、「海外進出における失敗の予防」の一助となれば、この遠征は大いに意味があったのではないかと感じた次第です。


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コメント

  1. ARCadia より:

    台風の右と左では風力も雨量も違う、ってのは見聞きしていますが、空路でもそんなに違うもんなんですね。

    それにしても、絵文字の渦巻き(おそらく台風)の方向には、思わずツッコミを入れたくなります。

    (南半球で作ったの?)

    アッシも遊びの関係で天気図は毎日見てるんですが、春と秋は予測が立ちにくくて、なかなかうまく遊べません。

    天気予報もアテになりません、、、と文句が出そうになってハタと気づきました。旅芸人さんにはお抱えの予報士が…

  2. 芸のない旅芸人 より:

    ARCadiaさん

    旅芸人のお抱え気象予報士は、今はサイパン島で遊び呆けているようです。こういうときに役に立たないんだわ。