大陸から伝来したうどん

 ここ数週間、強行軍だったので、本日は東京でゆっくりしておりました。

 土曜日に長崎でお目にかかった地元企業の経営者の方が取り扱っておられる商品が、渋谷ヒカリエの8階にある地域物産コーナーに置いてあるということでしたので、それを見に行ってきました。

 カラフルで可愛い箱に包まれた「五島うどん」です。

 「五島うどん」は、遣唐使の時代に大陸から伝来したものだとも言われています。

 乾麵です。熱湯に長時間入れていても溶解しにくいため、鍋の締めには最適。鍋奉行が酔っぱらって、麺を引き上げるのが遅れても大丈夫だと、現地の皆さんから言われました。

 その製法においては、五島の名産である椿油(お土産コーナーには椿油ドレッシングなどもありました)を麺に塗るといった技もあるらしく、このことは漫画「美味しんぼ」にも出ているとのこと。

 出張の事前学習には「美味しんぼ」もチェックしないといけないかも。地方出張の達人になるのは大変ですわ

 さて、オススメは「地獄だき」。鍋にたっぷりの熱湯を入れて、うどんを炊き上げて、それを「あご出し汁」で食べるという豪快で素朴なもの。

 昨日のランチタイム、上五島でこれにトライしようと張り切っていましたが、要予約。 残念なことをしました。

 現地の方たちが言うには、同じ乾麵でありながら、秋田の稲庭うどんと比べると、五島うどんの認知度がいま一つ。近場の福岡市においても、五島うどんの知名度はまだまだだそうです。

 確かに稲庭うどんの場合、数十年前から東京の中心部の料理屋さんなどで地道に認知を高める努力をしていたように感じます。

 たまたま8月に稲庭うどんの本場を訪問しておりましたので、五島の皆さんには聞きかじりながら、稲庭うどん話のさわりを披露させていただきました。

 これからは五島うどんにも注目していこうと思います。


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コメント

  1. おはんです より:

    稲庭うどんの本物は、稲庭さんといういう人が作るうどんで、それ以外は、稲庭うどんみたいなものです。みたいなものが、主流になっています。本家は大量生産ではないので。本物は、イメージするうどんより、もっとしっかりです。

  2. 芸のない旅芸人 より:

    おはんです様

    稲庭うどんの話は八月に秋田県湯沢方面に行った折に勉強させていただきました。真面目にブランドづくりをやっていましたね。五島はそれが課題だと思います。

  3. ARCadia より:

    稲庭うどんとはン十年来の付き合いですが、五島うどんは食した覚えがないんです。

    同僚のオヤジが定期的にお取り寄せしていて、アレは旨いと盛んに勧めるんですが、高くつくし面倒で…

    どこで買うのがいいんですかねえ。。。

  4. おはんです より:

    確かに本家稲庭うどんは、高くて定期的になんて食べれません。稲庭うどんはみたいなうどんも秋田駅の売店でまあまあな値段で売ってます。東京のデパ地下の稲庭うどんと書いてあるのを、たまに安くなった時に買って食べています。地元の実家でも貧乏なせいか、そんなにしょっちゅうは食べません。そこは香川県とは、大きなちがいです。おかげさまで、糖尿病の人はそんなに多くはないです。

  5. 芸のない旅芸人 より:

    おはんですさん

    さぬきうどんを食い過ぎると塩分過多で大変らしいですね。香川県は高血圧が多いようです。糖尿病だっけ?