フグを食べながら思ったこと

今日は朝一番で、つくばに行き、昼前に東京に戻り、羽田空港から福岡へ飛び、博多駅から列車で大分市に入って来ました。

小倉方面から日豊本線で大分に向かうときのハイライトは何と言っても、日出(ひじ)付近から別府湾が車窓に広がるスポットです。

別府市、大分市、その間にある猿で名高い高崎山などが左右に大きく展開する絶景は、大分出張における大きな楽しみなのです。

本日は夕刻で、日の入り時間が早いこともあり、闇に包まれていたものの、別府湾を取り囲む街の灯りも悪くありません。

大分県は全国ナンバーワンの温泉県であるだけでなく、豊富な食材、風光明媚な景観、小藩分立ならではの歴史のある街の数々など、観光素材としては、他の地域と比較しても、卓越したものがあります。

しかるに昭和40年代から、大手製造業の拠点として発展したためか、製造業の城下町という色彩が強すぎたように思います。

大分の場合、大手製造業のなかでも素材系の産業が多く、裾野や商流が限られているため、地元経済への波及効果は決して大きくありません。さらに産業自体が空洞化して行くことはトレンドとして避けることは不可能です。

農業水産業、観光業など、大分県が持つ本来の強みを活かした産業によって、地域活性化を目指す段階に来たと思います。

地元金融機関の幹部の皆さんと夕食(贅沢にもフグ)をともにする中で、このことを改めて強く感じました。


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コメント

  1. ARCadia より:

    アアア…豊後水道のふぐ…

    よろけながら帰ってきたけど、目が冴えちゃったよ。

  2. 芸のない旅芸人 より:

    ARCadiaさん

    豊後水道のフグ、最高でした。

    フグ刺しも鍋も唐揚げも、、、、

    大分へいらしゃい。