記念すべき第1回フィールドワーク

 どこの地方都市の駅も同じような様式になってしまい、区別がつかなくなってしまいました。

 たとえば、いまの静岡駅と浜松駅の構内の景観はそっくりです。 昨日、静岡駅の新幹線の改札口を出た時に、「浜松に着いたのでは?」と錯覚しました。 後ろを振り返り、ピアノのディスプレーがないのを確認して、間違いなく静岡駅にいることを認識しました。

 昔は、駅のホームに降り立ち、駅構内に入るとともに、それぞれの都市の個性を感じたものですが、、、、

 

 かつての静岡駅には格別な思い出があります。

 昭和43年、高校2年生の時に部活のメンバーで、東京駅より大阪行きの普通夜行列車(電車ではなく、客車列車)に乗り込み、早朝(というよりはむしろ深夜)に静岡駅に降り立ちました。 ARCadia氏や平塚のハカセも一緒です。

 東海道本線の一番電車の発車までの3時間、駅の待合室に陣取り、夜明けを待ちました。 風情のある待合室でした。

 5時過ぎに駅前ロータリーの向かいにある弁当屋さん(何と朝から店を開け、幕の内弁当を販売していました)で朝飯を調達し、腹ごしらえ

 そして、下りの初電で焼津まで行きました。

 焼津の魚市場で、朝のセリの情景を見たあと、大井川を越えて、ウナギの養殖場へ。

 そして路線バスを乗り継ぎ、牧ノ原台地の茶畑を見学して、一日の行程を終えました。

 私にとっては、この旅(「巡研」と呼んでいましたが)が、すべての始まりのような気がします。地べたを這う 「フィールドワーク好き」も、この旅の楽しさが土台になっているように思います。

 16歳のときから61歳になるまで、同じパターンを続けています。 何はともあれ、それを可能にしてくれる「健康」に感謝ということでしょう。


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. ARCadia より:

    オオっ 振ってきましたな。

    ところがどっこい、アッシはこの遠征には参加してなかったんですね。

    しかし部活での巡研・巡検・巡見が「すべての始まり」であったのは同様です。旅ゴコロに拍車がかかり、以降止むことがありません。

    (そろそろ行きたくなったぞ)

  2. 芸のない旅芸人 より:

    ARCadiaさん

    いや~、失礼しました。焼津のマグロ巡研のときはいなかったんだねえ。

    そう言えば、このまえ、テレビで「釣りバカ」の映画をやっていたが、第19話で、メインスポットが大分県の佐伯だった。あそこの魚は美味い!小振りだけど城下町で風情もあるし。。。

    前に宿毛から佐伯にフェリーで渡る話をしていたが、思い出しますなあ。