「におい」の不等式

  鹿児島の仕事仲間の人たちとの雑談で盛り上がりました。

  4年前の夏に、地場企業役員であるHさんとともに鹿児島県T島に行った時の話です。

  T島では、地元企業の方々たちとの会があり、懇親パーティーの席上、ヤギのカレーが鎮座していました。

  地元食材を使った料理での「おもてなし」ということでしたので、Hさんをはじめ皆さん食べておられたのですが、とにかくにおいが強烈なのです。

  地元の方には大変申し訳なかったのですが、私は、ヤギカレーを遠巻きにして、他の料理に舌鼓を打ったのでした。

  律義にも、ヤギカレーを食べた人たちによれば、カレーの味が完全に打ち消されてしまっていて、何の料理かわからなかったとのこと。

  「多胡さんは逃げたから、食べていないですよね。」と、Hさんから今日も揶揄されてしまいました。

  この話には後日談があります。

  鹿児島県T島に行った直後に、札幌に行きました。

  札幌のホテルのバイキングレストランに出てきたのが、何と「ヒツジ」カレー。

  「ムムッ」と思ったものの、清水の舞台から飛び降りたつもりで食べたのですが、まさに、カレーライス。 全然、においが気になりません。

  道産子たちから、「あなたは昔のくさいマトンのイメージしかないのではないか」と言われ、恐る恐る食べたのですが。

  案ずるより、うむがやすし。

  それ以来、私の中で、「においの不等式」というのができあがりました。

「 ヤギ > カレー > ヒツジ 」


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コメント

  1. ARCadia より:

    におうような話ですね。

    で、T島ってどこですかね。まず浮かぶのは鉄砲の島ですが、そこの懇親会で強烈なカレーはなさそう。奄美の南のT島ですかね。行ったことないので地元食材にヤギがあるのかは存じません。そうそう、鹿児島にはトカラ列島なんてのもありますね・・・

  2. 芸のない旅芸人 より:

    ARCadiaさん

    うーーん。

    T島というのは簡単にわかると思っていたけど、鹿児島の離島はTで始まるのが多いですね。

    ご想像の通り、鉄砲島ではありませんね。ヤギがいないわけではありませんが。

    トカラには、まだ行ったことがないのですよ。

    ヒントは闘牛、長寿、朝潮太郎。

    分かりますよね、、、ご想像ください。