夜明駅

 大分県日田市が35度超えの猛暑日とは、度肝を抜かれました。

 盆地の町なので寒暖の差が激しいのでしょうが、それにしても5月に猛暑日が来るとは住民の人たちも面食らったでしょうね。

 日田には何度か行っておりますが、昨今は街並みを整備して観光都市らしくなっています。

 一昨年、訪れた時は、咸宜園(かんぎえん)でボランティアの方の説明をじっくり聞くことができました。

 咸宜園(広瀬淡窓)は、大阪北浜の適塾(緒方洪庵)などと並んで、江戸時代の有名私塾の一つです。分野としては漢学です。

 キャリアと成績によりランク付けがなされているのですが、幕末から明治の著名人たちのランクを見るのは面白かったです。

 適塾の塾頭で蘭学者として傑出した能力を持っていたといわれる大村益次郎(長州、明治維新後に兵部大輔)も、咸宜園で漢学の勉強もしています。

 日田からはJRローカル線で山越えし、小倉に出ましたが、久留米に向かう久大本線と、山越えローカル線との分岐駅である「夜明駅」は風情がありました。

 印象に残っている駅です。


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コメント

  1. ARCadia より:

    日田の思い出は、これまで食った中で最高のカツ丼…ナンのコッチャ。

    日田は、昔々放浪旅をしてた頃、何かと立ち寄ったところでした。数年前、久しぶりに通りかかりましたが、駅前の変わり様にはたまげました。なのでカツ丼の店もサッパリわからず。

    日田は、林業があるので比較的裕福、とかつては聞いていましたが、今はどうなんでしょうね。そうそう、そこの老松酒蔵の焼酎を専ら飲んでます。特に閻魔シリーズは素晴らしい!

    夜明駅は、、、全く記憶がなくて。

  2. 芸のない旅芸人 より:

    ARCadiaさん

    老松酒造の閻魔シリーズというのは初耳ですわ。金解禁のときの蔵相であった井上準之助さんの実家も日田郊外の造り酒屋で、いまもやっておられます。

    日田のカツ丼ねええ。今度、聞いておきますよ。