牛肉どまん中と板谷峠のどまん中へ

このブログで噴火湾を窓越しに眺めながら味わった森のいかめしや長万部のかにめしの話を書きましたが、車窓あっての駅弁という話に引き続きこだわります。

昨今、人気駅弁の三本指に入ると巷間いわれているのが「牛肉どまん中」。東京駅の駅弁ショップ「祭」でも大人気だそうで。

かつて山形で仕事をしていたころ、帰路の食事は必ず「牛肉どまん中」でした。

山形から山形新幹線・東京行「つばさ」に乗車すると、上ノ山、高畠あたりで車内の乗務員が注文を取りにきます。

米沢に到着すると駅前にある新杵屋さんのスタッフが「できたてホヤホヤ」を山形新幹線の車両のドアのところまで運んできているのが見えます。お腹はグーグー。

私は米沢から次の福島までの区間が、ちょうどランチタイムにあたる列車をできるだけ選ぶようにしていました。

とくに冬。

米沢・福島は難所「板谷峠越え」があります。かつて、両駅区間内にある7つの駅のうち、大沢、峠、板谷、赤岩の4駅はスイッチバックでした。

新幹線つばさが急勾配を登って行くにつれ、人家の一つもない雪の降りしきる水墨画のような風景が、窓の外に展開していきます。

雪景色を眺めながらの熱いお茶と牛肉どまん中。

これは最高でしたね。オススメします。


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コメント

  1. ARCadia より:

    「牛肉どまん中」

    食してないぞ(たぶん)。

    駅前スーパーで北陸フェアなんてのをやっていて(明日まで)、駅弁では、ますのすし、鯖寿司、えんがわ寿しなどが出ている模様。

    「ますのすし」なんか、富山を通る度に買い求めていたもんだけど、もう30年くらい味わってないかなあ・・・

  2. 旅芸人 より:

    Arcadiaさん

    東京駅の駅弁売り場に行って、牛肉どまん中を買い求めるように。遅い時間だと売り切れかもしれないが、、、