国後島の見える町

世界遺産、知床の玄関口(羅臼側) 中標津空港のある中標津町には、かつて鉄道が走っていました。

釧路〜網走、国立公園の中を走る釧網本線の標茶(しべちゃ)駅と、根室海峡の面する港町 標津(しべつ)町の根室標津(ねむろしべつ)駅をつなぐ、標津線です。

全長69.4キロ。

中標津と根室本線 厚床駅の間は標津線の支線があり、こちらは47.5キロです。

本線、支線ともに平成元年に廃止になりました。

さて、標津線の終点 根室標津駅のはずれには朽ちた転車台がありましたが、本年、地元の「標津転車台保存会」がクラウド・ファンディングで資金調達を行い、転車台を整備をするとともに静態保存されていたSLなども運び入れました。

詳しくは同会のフェイスブックをご覧ください。

このたび、釧路市在住の TJ さんより、「標津転車台とSL、お披露目」の際の貴重なグッズを送っていただきました。ありがとうございます。

平塚のハカセやARDさんのように、鉄道で根室標津駅に行くことはできませんでしたが、10年ほど前に TJ さんに根室から標津町まで車で連れて行っていただいたときのことは鮮明に覚えています。

北上する車の右手、海越しに、国後島の南西端が異様に覆いかぶさるように現れたのは、強烈な印象でした。

そして標津川のサケの遡上。

サケのものすごいパワーに目がクギ付けになりました。

……………

さて、平塚のハカセの標津線の写真コーナーです。

ありし日の根室標津駅、これはARCさんからです
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根室標津~川北  1973 年 3 月
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中標津~当幌  1975 年 2 月
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西春別駅  1986 年 7 月
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根室標津駅から尾岱沼への海岸線からの国後島、1973 年 3 月
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コメント

  1. ARC(短縮しました) より:

    標津転車台保存会は初耳。SLも自走させたとありますねえ。どうやって動かすのかと思ったらモーターを積んだって。鉄道模型みたいで微笑ましいですが、動かそうという執念には頭が下がります。

    以前訪ねた若桜鉄道では、同じC11を、発電機とコンプレッサーを積んで空圧で動かしていましたが、そのアイデアには脱帽でした。

  2. 旅芸人 より:

    根室標津には鉄道で乗り込みたかったですね。

    まさに標津線は乗っておきたかった線です。

    リハビリでもっと動けるようになったら、標茶駅から標津線の後釜になった阿寒バスで根室標津まで行ってみたいものです。

    時刻表でみたら2時間10分だって。

    以前、稚内から浜頓別経由で音威子府まで、路線バス天北線の旅をしたことを思い出します。

  3. ARC(短縮しました) より:

    その天北線ルートのバス、歌登は通りませんでしたか?

    昔、どーしても歌登に行ってみたくて浜頓から(中頓別からだったかも)歌登経由のバスを利用しました。

    歌登の街に入ったものの、厳冬期なので窓ガラスはバリバリ、慌てて拭いてるうちにアッという間に通り過ぎてしまいました。

    そのバスは咲来で上り列車にギリギリで接続するので降りてみたのですが、街は雪に埋もれて駅なんか見当たりません。(尋ねようにも人なんか出てません)

    アワ食ってるうちに発車したウナリ音が聞こえてきてガックリ。

    次の列車までとても待てないので通りかかったトラックで音威子府まで乗せてもらいましたが、以降の予定はメロメロ、行き先を大幅に組み替えました。

  4. 旅芸人 より:

    天北線を忠実にフォローする代替バスなので歌登は通りませんでした。

    歌登町はいまや北見枝幸と合併しています。

    歌登のホテルがタイ人観光客を誘致してインバウンド戦略の大成功という話が何度かテレビ等で取り上げられました。

    タイ人観光客の北海道の訪問先が小樽→旭山動物園→歌登だそうで。歌登のホテルでは日本のさまざまな行事を一度で体験できるというのがミソ。企画力の勝利ですね。