専門家だったら金融行政方針ぐらいは読んで

この度の福島銀行の業務改善命令に関する報道で、

「18年3月期決算で最終損益が30億円の赤字になったことが命令の原因」

「赤字による同命令は異例で、地方銀行再編への強い意向が感じられるとも専門家意見」

といったものがありました。

こういう間違った報道には困ったものです。

記事を書いている人も、ここに出てくる専門家と称する人も、金融行政方針を読んでいないのでしょう。

少なくとも3年分の金融行政方針を読んでから、意見を出して欲しいですわ。

昨日と本日のこのブログを読んだ方たちは、福島銀行の業務改善命令の理由、意味するところはご理解いただいていますよね。

メディア報道はさておき、福島銀行の新経営陣 (新社長は加藤氏) は、「将来の健全に向けた」持続可能な顧客本位のビジネスモデルの、すみやかな構築が求められます。

「記者会見で加藤氏は『証券分野など手数料ビジネスに力を入れ、貯蓄から資産形成への流れをもっと強くしたい』と強調した。」(5月12日、日本経済新聞 東北版)

正直、愕然としました。

これだけではないですよね、絶対に。

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コメント

  1. 矢野 俊人 より:

    相変わらずマスコミのレベルが低いですね😵

    新しい経営者の加藤さん、大丈夫ですか?

    よほど周りのスタッフが固めないと危ないですね。

    それとも報道機関の問題でしょうか?

  2. 旅芸人 より:

    加藤さんのコメントを見て、ビックリした旅芸人は直ちに内情を知るであろう某氏に確認したところ、「メディアが預かり資産のところにフォーカスを当てただけ」とのこと。

    メディアの取り方の問題だったら良いのですが。