前代未聞の自壊が起こる?

ある地域に在住する友人からの情報です。

彼は金融経済の事情通です。

「地元金融機関が店舗の統廃合をするらしい」

よくある話、経費削減なんだろう、と聞き流そうになったのですが、

そのあとが、、、

「従業員の早期退職が多すぎて店舗網を維持できなくなったことが原因のようだ」

無為無策の経営陣へのダメ出しで、多くの若手中堅職員が退職、地元企業などに続々と移籍しているそうです。

従業員がいなくなって、金融機関の組織が維持できずに自壊するという前代未聞の現象が起こるかもしれません。

お客さまにとっては、たまったものではありません。

何もできない何もしない経営陣の方々へ、

せめて さっさと白旗をあげるぐらいの決断はしなさい。

地元メディアへ、

忖度せずにきちんと報道しなさい。

そして、心ある従業員の皆さんへ、

誰も助けてくれません、あなたたちが立ち上がるしかないありません。

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コメント

  1. 新田信行 より:

    程度の差はあれ、人の問題は深刻です。中小企業の廃業の半数は、お金や物があるのに、人がいないことが原因です。物や金が溢れ、人がいない。高度経済成長期と経営環境が真逆になっていることに、経営者は気付かなくてはなりません。

    人が採用出来ない。退職者が続く。うつ病が蔓延する。この恐怖!目利きの最大のポイントは、決算書ではなく人です。これは、金融機関も同様です。何故当組のスローガンを、幸せの金融機関、幸せのコミュニティにしたのか?リレーションシップキャピタルに、職員が含まれているのか?この背景がご理解いただけると思います。

  2. 山猿 より:

    新田さまの『目利きのポイントは人』とのお考えに強く賛同致します。人へのリレーションは人が創り出します。そうした面でのお客様からの組織の評価対象は、個の集合体となります。

    多胡さまご指摘の組織も、新田さまの思想が届けば良いのに。

  3. 路地裏の詩人 より:

    あり得る事象です。

    普遍と言いながら過去の事例だけを示して人材育成のアリバイづくりをする経営にはあり得ます。

    この10年間に社会で活動を始めた世代と、この後の10年間に動き出す世代では違う価値観を持っていると考えます。

    新しい事のみに迎合するのはどうかと思いますが、どうして良いかわからないと思考停止になり過去の成功体験に隠れるのが泥沼の一歩です。

    金融機関の方々は様々な方々と対話する機会が数多くあるはずです。その中には未来のヒントや捨て去らなければいけない体験もあると思います。そんな対話を求めるアンテナは営業店の最前線にあるはずなのですが、経営の足元を何処にあるか理解し将来展望を示さなければ人は離れると思います。

    ベイスオブピラミッドにこそ次のフロンティアがありミドルまで共に歩む事が地域金融機関こそが成せる事と思います。

  4. 森脇ゆき より:

    現場の苦しみはひしひしと感じております。

    私も現場で声を上げることなど、おそろしくて出来ませんでした。

    今思えば、世間知らずで一人絶望していたのが恥ずかしいです。

    思った以上に以前から改革が進んいることに驚きを覚えました。

    違和感をお感じでしたら、ここはオアシスかもしれません、(多胡さますみません)

    志のある方とお目にかかりますと皆様のご様子は所属、役職関係なく「金融関係者みな家族」のようです。

  5. 寺岡雅顕 より:

    路地裏の詩人様

    【経営の足元を何処にあるか理解し将来展望を示さなければ人は離れる】

    まさにその通りと思います。

     多胡先生の取り上げられた金融機関とは違うようですが、「大儀と納得できるビジネスモデル」を示さないまま、総代会さえ置き去りにした共同組織金融機関の合併が進められようとしてる、という話を聞きます。

     職員の心は離れ、結果的に人材崩壊を引き起こすことは火をみるより明らかです。

     当該金融機関の経営陣は、改めて、経営の足元を何処にあるか理解し、将来展望を内外に示し、コンセンサスを得られるまで合併を留保するべきです。

     もし、聞いた話が真実なら、経営淳はただちに退陣なさることが必要でしょう。職員も風にそよぐ葦を決め込むのではなく、お取引先、職員、地域の幸せのため、たちあがるべきです。

     気が付いた時は 大きな鎌で足元から刈り取られることになるでしょう。