八代さんの論考

八代アソシエイツの八代さんが、新しい論考を同社HPにアップしました。

http://www.yatsushiro.co.jp

地域金融機関における「投資信託の回転売買」と「貸出ボリュームの追求」とは同じ穴のムジナではないかとの厳しい指摘です。

橋本さんの“捨てられる銀行3”を読んでインスパイアされたとのことですが、八代さんの鋭い視点をご確認ください。


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コメント

  1. Keiji より:

    結果としてお客様の依頼を握りつぶしてしまった担当者の責は免れませんが、実際の現場を見てみると、担当者は何とかしたいと思っているケースが大半のように思います。

    ただ、プロダクトアウトセールス一辺倒な組織の中で、その依頼に応えていくことは至難の業で、結果として二つのケースが散見されます。

    一つ目は、この記事のようにお客様と組織の間に挟まれ、どうすることも出来ずに結果として放置してしまうというケース。

    もう一つは、組織内で図るも決裁が取れず、上席の指示通りお客様に断りに行くケースです。

    放置するというのは最悪のケースではありますが、一番の問題点は顧客ニーズにどう応えていくかという組織の風土というか、ビジネスモデルがないということだと思います。

    こういった「握りつぶし」の状況が発覚した場合、経営上層部は個人の問題として再発防止策を講じますが、根本的な問題点をはき違えているので完治しないというのが実情だと思います。

  2. 橋本卓典 より:

    Keijiさんのおっしゃる通り、心をいためている担当者の方から私はお話を聞かせていただいております。一方で、「ガンガン売りたいのにノルマがなくなるとやり甲斐がなくなる」と応える方がいるのも取材を通じた事実です。

    多くのケースは、その方のパーソナリティ、DNA、性格ではなく、会社、ブロック、支店、チームごとの「空気」「状況」に左右されているように思います。これもご指摘の通りですが、すべては組織の問題です。

    そして組織においては「妥当性」は得てして見過ごされています。共通価値の創造、SDG、ESG、三方良し、論語と算盤。。。言い様は様々ですが、社会に照らして、地域のお客様に照らして、未来・持続可能性に照らして、妥当かどうかです。

    これを語らないと、無言のうちに、自分たちの給与水準を維持するための暴走列車の動輪が回り始めます。

    「我々は社内政治のための発言や会議をしていないか」

    「我々は自分たちの給与水準のためだけの行動を取ろうとしていないか」

    都合の悪い話を声に出して、議論するからこそ、そのような恥ずべきことを自然としなくなる認知バイアスが働くと思っています。

  3. 新田信行 より:

    GABV世界大会が閉幕しました。私にとっても、大変インパクトのある1週間でした。

    日本の若きバンカー達に問いかけます❗

    自分の人生を大切にしてください!金融は人生をかけて、やりがいのある仕事です。未来は皆さんを求めています。ぜひ語り合いましょう❗