若手行員が生き生きと活動する組織、続編

実を言うと、本日のブログ「若手行員が生き生きと活動する組織」に登場する地域銀行には公的資金が入っています。

現在、金融機能強化法の公的資金を導入している銀行は 13 あります。

公的資金の目的は、地域の中小小規模事業者に対する財務面、本業支援面でのサポートを促し、金融排除を撲滅し、地域経済の活性化から地方創生を実現させることにあります。

ワタシはこれら13行の経営計画が金融機能強化法の趣旨に合致しているかどうかを審査する仕事をしているのですが、この銀行のような取り組みを見ると嬉しくなります。

反面、いかがなものかと思われるレイジーバンクもあり、審査会では厳しい指摘をしています。

こういうレイジーバンクにはこのブログの銀行を見習ってもらいたいものです。


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コメント

  1. 増田寿幸 より:

    「事例はうちにもあるよ」という銀行で、なぜそれが属人的というか例外的なケースにとどまり、全行的なものに展開していないのか? ここが問題です。寺岡さんによれば「ごりごりの営業成果一本槍派が邪魔をする」というところでしょうか。だから評価制度を変えるとなるのでしょうがこれがそう単純ではない。一人一人の価値観の根本に響く風土改革が求められます。その着手ポイントは「好事例(エピソード)の共有」だと私は考えています。頭取が好事例の報告をいくら受けても組織風土は変わりません。現場のすみずみに行きわたることが重要だと思います。これに気付いた銀行や信金信組がそこそこあります。