一番乗り

株主総会や総会 (←協同組織金融機関) が終わると、各地域金融機関のディスクロージャー誌が発刊されます。

いつくかの金融機関からディスクロージャー誌を送っていただいているのですが、常に一番乗りは広島市信用組合。

今年も届きました。

「16期連続の増収、コア業務純益や当期純利益は過去最高」の文字が並んでいます。

預金と融資という地域金融機関の本来業務以外には手を広げず、徹底的な顧客密着とスピード対応で、ミドルリスク層の顧客を中心に取引先を着々と増やしています。

広島市信用組合の山本理事長さんのことは、2018年9月3日のブログで書きましたが、同日夜のNHKテレビ、プロフェッショナルで放映された「仕事の流儀」の結晶が、今年のディスクロージャー誌の中に詰まっています。

いつものことながら、「ブレないこと」と「本気度」が、いかに重要かと痛感させられました。

 


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コメント

  1. 橋本卓典 より:

    実践されていることはもちろん、協同組織金融の可能性を世に示した価値は大きいと思います。信金信組は地域に根ざしているが故に、極めて多様です。多様であることが面白いと思います。「自分のところは色がない?」それは存在していないに等しいのでは?

  2. 東北の銀行員 より:

    多くの銀行が新たなビジネスモデルを必死に模索する中、シシンヨーさんの預金と融資に特化した「王道」スタイルには脱帽します。

    因みに、ある著名な方(「捨て銀」シリーズにも登場されました)に教わるまで気付かなかったのですが、シシンヨーさんの規模に対する採用人数の多さからも、このシンプルなビジネスモデルが如何に厳しい世界なのか窺い知れますね。

    持続可能なビジネスモデルとして、金融機関の原点に立ち返るというのも1つの手段なのかも知れませんが、容易に真似できるものではありません。