応募者は減っても精鋭ぞろい、その理由は?

地域金融機関が初任給の引き上げや賞与の改定、昇進のスピードを上げるなどの待遇改善を進めているとのメディア報道が続いています。

地域金融機関が就職活動中の学生から敬遠されていることからの措置であると言われています。

ところが地域金融機関の中には、前年比で応募者が増えているところや、応募者は減少しているものの中小企業金融、地域金融に熱い思いを持った精鋭ぞろいで、例年以上の質の高い人材が採用できそうだとうれしい悲鳴を上げているところもあるのです。

両者の違いは、経営の本気度の差にあると思います。中小企業金融・地域金融への熱い思い、真の意味で顧客本位の取組み姿勢が窺われる金融機関の多くは後者です。

閑古鳥が鳴く金融機関からの反論が聞こえてきますが、(先輩からの情報などにより)実態を見透かせれているか、仮に経営に本気度があるとしてもそれが学生たちに十分に伝わっていないように思います。

学生たちのマジョリティは、初任給や賞与を引き上げるだけで意識が変わるほど愚かだとは思えません。

処遇改善の前にやることがあるのでは?  経営者の皆さん‼️

 

 


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コメント

  1. 新田信行 より:

    学生ごとに就職の選択理由は様々です。知名度、お金、やりがい、自分の成長…等々。そしてもし、やりがいや成長を求めている学生を採用したいのであれば、自社がそれを提供出来ているのか考えなければなりません。志のある学生を求めるのであれば、まず自らの志を示さなければなりませんね。

  2. 森脇ゆき より:

    私は志なく金融の世界に入った人間ですが、途中から学びたいと思った時に、学ぶ方法がわからなかったです。

    組織が用意してくださる研修はなるべく出たかったですが、営業店だと人員配置の問題で自由が効きません。

    土日に実費で組織の提供する研修に出る事もありましたが、内容が物足りないわりに高額でした。

    経済週刊誌を読み漁るのは、組織以外が提供するものに多少の興味は沸きましたが・・・。

    当時は組織愛が強かったため、「すてられる〇〇」とか「〇〇〇〇にだまされるな」とか、読みたくないという気持ちも持っていました。

    優秀な新人は金融機関の日常に理想と現実のギャップは多少なりとも感じるでしょう。

    営業時間内の研修の充実があった上で+α学べる場の情報提供をしてくださると(先輩社員が自発的に発信するなど)優秀な職員の心理的な安全や共感が得られるのかもしれません。