ワタシの嫌いな言葉

以前もこのブログで書いたかもしれませんが、多くの地域金融機関は「業界他社の事例」を知りたがり、そこに視察をするという性癖があります。訪問される側の迷惑などどこ吹く風です。

昔も今も講演会などで、最後の Q&Aタイムに、「よそに良い事例があったら教えてください」という質問が必ずといってよいほどあります。

講演会では、その金融機関の実態をワタシなりに時間をかけて事前に分析して、話を聞いた人たちにとっての「考えるヒント」を提供しているつもりですが、質問内容が「よその事例を教えろ」だとガックリします。

まずは自分で考えなさいよ。

ワタシを社外役員で採用してくれたり、コンサルティングの仕事の機会をいただいた地域金融機関の多くは、「よそがやっているなら、やらない」との企業風土のところが多かったように感じます。

こういう金融機関の経営者とは気が合います。

さて、昨日発表された金融庁のコア・イシューのパブコメの内容を見ていたら、下記のように好事例紹介を求めるものがありました。

~「経営理念・経営戦略等は各行にとって固有のものであるが、 経営理念の浸透等、各行において試行錯誤を重ねている事項も多くある。経営とガバナンスの向上に資するような好事例がある場合は、今後の参考とするために、差し支えない範囲で情報共有していただきたい。」

ワタシの一番嫌いな言葉が入っています。

「参考とするために」

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コメント

  1. 橋本卓典 より:

    「情報共有」しても、「参考」としている以上、「浸透」しません。