ブログにも書いたのですが、
6月5日の日経東京版にあった大田工業連合会の川久保会長の言葉、
「債務超過にならないうちに、廃業する企業が増える可能性がある。実際、『ここが見切り時だ』と、廃業を匂わす言葉を数社から聞いている」
が気になり、大田区と同様に製造業の集積地であるQ県P市の金融機関のX支店長さんに、このような話が取引先の中にあるか、聞いてみました。
Xさんはワタシの評価では全国屈指のリレバン支店長で、今回もコロナウイルスの話が出始めた2月の初旬より、取引先の資金繰りはもとより、土日も休まず、ウイズコロナ・ポストコロナの事業展開の相談に乗っています。
予想通り、「債務超過にならない前に見切りたい」との声はないとのこと。
廃業加速を押しとどめるだけのリレバン金融機関の強い本気度を感じます。これじゃなきゃ。
そういえば、大田区に地盤を持つ某金融機関の幹部がかつて嘯いていたことを思い出しました。
「我々の地域の地場産業は不動産賃貸業ですよ」
金融機関がこの意識じゃ、コロナ禍で廃業は加速しますわ。