本日の日経新聞記事「赤字覚悟で金を貸す」の中で、
~多胡秀人は「合格点に達する地銀は1割に満たない」と話す。
という箇所があります。
言い訳がましいですが、誤解を招かないようにあえて書くことにしました。
今回のコロナ対応、それも資金繰りだけでなく事業面で相談に乗り伴走型の支援をするという姿勢ですが、こういうことが【属人的】に行われている金融機関はおそらく10割でしょう。
ところが【組織的】にそれをやっている金融機関、この記事で言えば吉備信用金庫のようなところ、となると1割に満たないというのがワタシの見解です。
真のリレバンとなんちゃってリレバンの差は、組織的継続的か属人的かの違いです。
コロナ対応もこれとまったく同じです。
属人的な取り組みを好事例として、その組織を褒めるような描き方をするとミスリードします。記事の信憑性に関わると思います。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61022130R00C20A7EE9000/
コメント
組織的にはそんな程度でしょうね。
実際ウチにも「コロナで融資残高も伸びたことだし次は預り資産だ」なんて真顔で言ってる人も結構居るので。
まあ、間違いに気付くのは数年後かも知れませんが…
思考停止の経営陣、今回の株主総会でも消えなかったんですね。
ご存知の通りでございます(笑)