🚩レイジーバンクを一刀両断

11日付、朝日新聞の記事、「お金『貸すだけ』にしないために」の続々編です。

事業者に対しメインバンクが適正な融資を実行した後に、ゼロゼロ枠の空き枠分を売り込むという、典型的なレイジーバンクの下品な行為を信用保証協会がバッサリ切り捨てる痛快な話です。

~日本海側に本店のある地銀は5~6月、基盤が貧弱な県外で「越境攻勢」をかけた。ねらわれた県の地元行が上限額まで貸していない複数企業へ、残る枠の融資を打診。手続き後、審査する保証協会に否認されるケースもあった。金融関係者は「専門人材もそろわない県外で、その後の事業支援までできるかは疑問だ」と漏らす。(同記事より)

こういう銀行はそもそも経営改善や事業再生のノウハウも実績もないものと想像されます。顧客の事情お構いなしにノーリスクの融資を流し込むだけの無責任。「貸すも親切、貸さぬも親切」という発想はないのでしょうね。コロナ禍では無用の金融機関です。

一方、顧客の視点に立った信用保証協会の毅然とした対応は見事です。

他の都道府県の信用保証協会もそうであると思いますが、果たして。

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コメント

  1. 橋本卓典 より:

    いやあ、素晴らしい。2016年ごろ「銀行は事業性なんか見ずに担保をしっかり取って、ひたすら金融システムの安定に努めるべきなんですよ。安倍政権に金融庁は迎合してはいけない」と同紙の年配記者の方のご高説を拝聴し、激しく目眩がしましたが、すっかりニューノーマルな印象です。天下国家を叩く前に、目の前の地域に寄り添ってこそ。