🚩ダブルギアリング

「親密地銀はいらない」

本日の日経中部版の記事の表題を見たときに、コロナ禍でも顧客に寄り添う伴走支援をしようとしない(←「なんちゃって」でお茶を濁し、顧客のニーズに関わらずゼロゼロ融資を流し込むだけ) 地銀に対する「中小小規模企業の影の声」かと思いました、苦笑。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO78712760T21C21A2L91000/

記事の内容は、ダブルギアリング規制(銀行が銀行株を保有するとき、ほぼ罰則ともいえる資本負担を課す制限条項)の強化で三菱UFJフィナンシャル・グループが地銀株を手放す、というストーリーです。

ワタシが、ダブルギアリングを最初に意識したのは1984年。

ユーロドル債券市場(ロンドン)で英国の銀行(ナットウエスト)が初めて永久劣後債券(パーペチュアル・ボンド、資本に準ずる)を発行したときです。

当時、ワタシはこの債券の引受・売捌き・トレーディングに関与したのですが、厚い利鞘(6ヶ月ごとの変動)ということで邦銀が積極的に購入する一方で、欧州の銀行などの投資勘定は慎重な姿勢を示しました。

ダブルギアリングに対する感応度の差を感じたものです。

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