フィデアHDと東北銀行の経営統合の合意解消のニュースが流れました。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC1082J0Q2A210C2000000/
新聞報道等によれば、
「地元を重視する東北銀行と、県境をまたいだ広域性を特徴とするフィデアHDの間で経営戦略や組織体制に対する考え方の溝が埋まらなかった。」(本日の日経電子版)
とのことですが、
昨今のフィデア傘下の銀行における店舗統合などの急ピッチの効率化を見て、地元重視の東北銀行は違和感を感じたのだと推察されます。
資本統合の比率次第ですが、地元のお客様との取引のなかから長年にわたって積み上げた純資産の大半を負ののれん代として取り崩し、その挙句が店舗統廃合などの効率化だとしたら、地元のお客様は納得しないでしょう。
ワタシだったら、お客様を説得することはできません。
さて、問題はここからです。
資本統合の解消は良いとして、次の一手は?
「地元重視」を貫こうとすれば、自ずと選択肢は限られてきますね。