🚩現場の行動指針

今月の「私の履歴書」(日経新聞、野路コマツ特別顧問)は、地域金融機関に関わる人たちへ多くの示唆を与えてくれる内容です。

「パートナーとして利益は分かち合うが、緊張感は失わない。上意下達の産業ピラミッドとはひと味違う、協力企業との独自の関係性がコマツの強みの一...
野路國夫コマツ特別顧問の「私の履歴書」(日本経済新聞)を毎日楽しみにしていますが、第10回「資材部 協力企業と本音の交渉 コスト改善、意を...

17日の第16回は「コマツウェイ」。

~会社の実現すべき価値を抽象的な言葉で定義する「パーパス」の導入が今の流行だが、コマツウェイはそれとは少し異なり、社長から新入社員まで守るべきコマツの価値観を掲げて、各人がどう行動すべきかを示す行動指針を目指した。(本文より)

現場の行動指針を策定するにあたり、「現場の神様」に直接取材して、様々な語録や品質管理の原則を導き出したとあります。

そこで出てきた語録のなかから、

「五感を研ぎ澄ます」と「ナゼナゼを5回繰り返そう」

が紹介されていますが、

これを地域金融機関の現場に置き換えれば、

「聞く力」

だと思います。

「聞く力」というと岸田首相や阿川佐和子さんのベストセラーが思い浮かびますが、組織的継続的リレーションシップバンキングの完成度の高い地域金融機関にもこれがあると思います。

「好奇心」「聞く力」「スピード対応」、

かつて山背の達人からうかがった、できる現場職員があげるポイントを思い出します。

先日、久しぶりに会った友人との話から始めます。彼は還暦を過ぎていますが、かつては米国の老舗投資銀行で東京の部門長まで上り詰めたやり手です。「...

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