(続)丹後をよろしく

今週の旅芸人ブログで、丹後の話を書きましたので

保有株式の配当収入が半端ないことから、業界内で羨望の的になっている地方銀行が京都銀行ですが、 その京都銀行が、6月3日の日経全国版の...

日曜乗り鉄紀行も丹後を取り上げます。

丹後国は京都府北部で、首邑は宮津です。

大河ドラマ「麒麟がくる」も本日を入れて残るは4回となりました。 明智光秀と細川藤孝・忠興父子の丹波・丹後攻めも本格化します。 ...

どうしても国鉄宮津線(西舞鶴~宮津~豊岡)に乗りたくなり、祖父母の住む島根県への帰省の際に寄り道したのは54年前、高校1年の春休みでした。

観光のメインは天橋立だったのですが、乗り鉄としては宮津線のC58というSL列車と、宮津線・丹後山田駅から加悦(かや)への5.7キロの加悦鉄道(かやてつどう)が目的でした。

加悦鉄道はこの地域の特産品である丹後ちりめんを京阪神に運搬する目的で、地元事業者たちの出資により1926年に開業したそうです。

その後、大江山のニッケル鉱石の輸送も加悦鉄道が担ったことから、国鉄との接続駅である丹後山田は栄えていたようです。

54年前に訪れたときに、小雨模様の丹後山田駅周辺をぶらついたのは記憶にあるものの、残念ながら街並みを思い出すことができません。

加悦鉄道は1985年に廃止となり、廃止に向けて加悦駅は「加悦SL広場」として整備されました。

ハカセの写真館には、廃止の前年(1984年7月27日)の「加悦SL広場」の写真がありますので掲載します。

SL2号機は1873年イギリスで製造され、1874年に鉄道院が輸入した123号機。国鉄から簸上鉄道(JR木次線の一部)を経て、加悦鉄道の開業時に丹後に来ました。

2005年、国の重要文化財に指定されています。

同日の丹後山田駅も併せて、ご覧ください。

現在、国鉄宮津線は第三セクター・京都丹後鉄道となり、丹後山田駅は野田川駅→与謝野駅と名称が変わり、加悦SL広場は2020年3月末をもって閉園となっています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする