🚩ラテン系?

四半世紀あまりにわたり、地域金融機関の経営コンサルや社外役員等の仕事をしているなかで、47都道府県に本店を構える地域金融機関(地銀、協同組織金融機関のどこか)の経営層の人たちから当該地域のお客さまの特徴を歴史や風土という観点から聞いてきました。

山川出版社の県別歴史はもとより、地元出版社のローカル色満載の書籍も取り寄せたりしました。

 地方出張の達人???、第3弾です。 かつて、このブログで地方出張に際しての「事前準備」という話をしました。 山川出版社が発行している県史に...
 先月、このブログで「地方出張の達人」の執筆依頼があったことを書きました。 地方出張するにあたっての下準備に関しての記載でしたが、実を言いま...
 もう10年近く前になりますが、某有名出版社から「地方出張の達人」(仮題)という本を書いてみないかという引き合いをいただきました。 それまで...

実は47都道府県のなかで唯一、地銀、信金信組、JAのどことも経営層との対話の機会がなかった県があったのですが(観光や地域産業のフィールドワークでは何度も行っています)、嬉しいことに近々、その県のトップ地銀の経営者の方とのお話ができることとなり、ついに最後のピースが埋まることになります。

さて、

地域金融機関の経営層と話をしているとよく出てくる言葉があります。

その中の一つが、「この地域の人たちはラテン系ですからね」

「ラテン系」というワードは、西国のかなりの数の金融機関の方たちの口から発せられましたが、なぜか「ゲルマン系」「スラブ系」といったワードには遭遇したことは一度もありません。

本日の日経電子版「金融リテラシー、島根・奈良が1位 堅実な家計管理映す」にある、金融リテラシー調査の正答率ランキング表(ベストテンまで記載)を見ると、

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB05AOO0V00C22A8000000/

地域金融機関の経営層の人たちから「ラテン系」という言葉が出た府県は皆無です。

~都道府県別の正答率をみると、首位が島根と奈良(58.8%)で、それぞれ前回の8位、23位から順位を上げた。栃木(57.1%)は45位から7位に上昇した。背景には堅実な家計管理や資産形成への関心の高さがあるとみられる。島根は期日に遅れず支払いする人の割合が9割を超え、金融トラブルの経験者は全国平均の7.3%に対し、4.5%と低水準だった。奈良は1カ月の支出を把握している人の割合が79.8%と全国平均より6ポイント上回った。金融知識に自信を持っている人の割合も全国で3位だった。(記事より)

確かにラテン系じゃないですね。

最下位として沖縄が上げられていますが、あとのラテン系地域の順位は、、、

和歌山の話が続きます。 和歌山で地元の方たちと夕食を共にしていた時に、和歌山の県民性についての議論になりました。 全員が合意に至ったのは...

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