🚩目指せ、平成の地域金融からの脱出

今日はこの記事に注目しました。

「名古屋銀行、個の力で地域に貢献 行員の多様性推進」(日経電子版)

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD237EF0T20C23A1000000/

〜鈴木克典人材開発部長は「これまでは上から意見を提示することが多かったが、若手を含め全体の意見を経営層に反映できなければ機会損失が増えることにもつながる」と指摘する。地方銀行では人材投資や行員の満足度といった人的資本の情報開示が求められており、名古屋銀行もこうした取り組みを通じて積極的に対応する姿勢だ。(記事より)

地域金融機関のビジネス・スタイルが昭和のまま。プロダクトアウト・パワーセールスが横行し、大量離職が顕著というのが、ワタシの思う東海地区の地域金融です。

ある月刊誌によれば、人的資本に関わる金融庁検査の対象となっている地銀もこの地域です。

金融行政方針で示された「人的資本」に則った検査が入るにあたり、対象先の地方銀行は 「人材育成方針や女性雇用についてディスクロージャー...

一部の例外を除くと信用金庫らしさがなく、地銀とまったく同じ目線・思考回路の信用金庫が規模を競っているにもこの地域です。

合併・統合した地銀もありますが、規模拡大によるコスト削減・効率化のほかには特段目立つものは感じられません。

現状、現場の話を聞く限り、どこの金融機関も同じにしか見えないのですが(つまり好事例はまだまだ属人的)、ヒトのダイバーシティから組織風土を変えていくことで、名古屋銀行の現場の“組織的な”行動変化が起こる予感がします。

★蛇足ながら、これ↓は東海地区での話です。

先週訪れた某地域では、地銀も信金も看板に掲げているのは「伴走支援」。 「課題解決」、「本業支援」、と耳触りの良い言葉が満ち満ちていま...