🚩高梁市へのふるさと納税〜玉島信用金庫

金融機関が自らふるさと納税を行うケースは過去にもありますが、

今回の玉島信用金庫による岡山県高梁市へのふるさと納税は、歴史をそれなりに知るものには興味深いものがあります。

~玉島信金、初の「企業版ふる納」実施 信金連携が奏功

https://www.nikkinonline.com/article/98144

~高梁市は、地元の名士である山田方谷(ほうこく)の大河ドラマ化を目指している。「市外の人にも高梁市の偉人を知ってもらいたい」(近藤隆則市長)と企業版ふるさと納税による資金調達を進めていた。相談を受けた岡田理事長(備北信金、本店高梁市)が県内信金へ打診したところ、歴史的につながりの深い玉島信金が賛同した。玉島信金が寄付し100万円は山田方谷の新聞連載小説の製作費などに充てる。備北信金は新聞広告のスポンサーとして同事業を応援する。宅和理事長(玉島信金)は「今後とも信金同士のつながりを大切にしていきたい」と話した。(上記記事より抜粋)

江戸時代、玉島は山陽道にありながら、備中松山藩(高梁市)の領地(飛地)でした。

宅和さんによれば、山田方谷のもとに逗留した越後の河井継之助が、玉島を訪問、

「玉島は、広大にはあらざれども繁華にて、思いしよりも好所なり」

と感想を述べているそうです。

先月のジンテックセミナー第1回でパネラーを務められた宅和博彦さん(倉敷市の玉島信用金庫・理事長)から、 倉敷紡績の創始者...
年末年始の休み、サブスク契約したU-NEXTの配信で1990年のNHK大河ドラマ「翔ぶが如く」を見ています。幕末から西南戦争までの話です。...

昨年、封切られた映画「峠」では、主人公の河井が山田方谷を訪ねるシーンはなく、備中高梁も玉島も出てきませんでしたが、

延期になっていた映画「峠 最後のサムライ」の公開日が、 6月17日(金曜日)に決まりました。いよいよです。 八十里峠越...

大河ドラマ実現となれば寅さんの映画以来、備中高梁への注目度が高まることでしょう。