🚩地域金融の後進県オカヤマはこう変わった

岡山県における中小小規模事業者を支援する“総力戦連携”には目を見張るものがあります。

数年前に同県を「地域金融の後進県」と一刀両断したワタシとしては深々と脱帽、最下位グループからトップグループに押し上げた関係者の皆さんのご尽力に心底から敬意を表します。

近代セールスの最新号、事業者支援の知見・ノウハウ第30回「吉備信用金庫の取組み」のなかから、

岡山地域金融の総力戦の姿を垣間見ることができます。

記事より抜粋します。(太字は多胡による)

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~2020年10月に岡山財務事務所主催で開催された「地域金融セミナー」への参加者が、その後も自主勉強会を定期開催している。これまで数多くの勉強会を開催し、多くの金融機関職員、岡山県信用保証協会職員のほか、行政職員、支援機関職員が参加している。

~2022年11月には、岡山県信用保証協会主催で、中小企業に対する伴走支援の重要性にフォーカスした地域金融セミナーである「伴走と対話でつくる地域の未来」が開催された。

~次いで23年2月には、県内の協同組織金融機関の若手職員を対象に、より一層の伴走支援のあり方を学ぶ場として、金融庁職員を講師に「事業者支援ノウハウ共有から考える伴走支援と連携について」の勉強会が開催された。こうした勉強会等を通じて、信用保証協会と地域金融機関、支援機関の職員が、組織の枠を超えて実践的支援方法をともに学ぶことにより、意識改革と組織の連携体制の強化を図ることができたように感じている。

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本稿の執筆者である内田耕輔さんは、3年間の総力戦連携を牽引した中心メンバーの一人ですが、この4月より営業店へ転勤とのこと。

「これまで得た知見・ノウハウを現場で活かし、地域経済の持続的な発展と成長に寄与していきたい。」(記事より)

応援します。