寺子屋からの便り

尚風館の「振り返り文集」が届きました。

尚風館は島根県松江市にある私塾、現代版の寺子屋です。

地元銀行の肝煎りで設立された「文化振興財団」が運営しています。

青少年に自らの身体や五感を通してものごとの背景や本質に触れさせ、思考力や洞察力を養い、大局に立って決断できる人になってほしいとの強い願いから3年前にスタートしました。

塾生は小学校高学年の子供たちで毎週土曜日に尚風館に通学してきます。

「論語」「礼記」など中国の古典や、「万葉集」「徒然草」などわが国の古典に触れ、あるいは地域の先駆的な偉人の求めたところを自分たちで考え、現代社会の問題点や将来のあり方について他の人の意見を尊重しながら自身の意見も堂々と主張できる人間を育てようとの意気込みなのです。

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「振り返り文集」の塾生たちの作文を読むと、いま求められている教育はまさにこれだなぁ、というものを感じさせられました。

塾生たちの年頃に、松江市で遊び三昧だった私としては、彼らからのメッセージに感心するばかり。

心が洗われました。

塾生たちが印象深い体験だったというのが岡山県の閑谷学校の講堂での論語の素読。

閑谷学校には一度、行きたいと思っていた旅芸人としては非常に羨ましい限り

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