40年ほど前に「天北原野」というテレビドラマがありました。
三浦綾子さんの同名小説がベースになっています。
朝日新聞の懸賞小説で入選作品となり、同紙で連載され、何度も放映された三浦作品「氷点」ほどではありませんが、「天北原野」もインパクトがありました。
とくに最終回(?)、サロベツ原野と海越しに浮かび上がる利尻富士のダイナミックなシーンには度肝を抜かれました。
サロベツ原野も利尻島も、稚内信用金庫によって金融インフラがしっかりと守られています。
橋本卓典さんのベストセラー「捨てられる銀行」(2016年、講談社新書) に詳しく書かれていますが、ワタシにとっての地域金融の原点は稚内にあります。
稚内信用金庫の井須孝誠理事長 (当時) に教えていただいたことは、2003年に金融庁において、リレーションシップバンキングの議論に参加した際の土台となっていました。
昨今、注目度の高い SDGs の取組みも、稚内ではすでに先取りしていると思います。
ワタシの稚内詣はゆうに20回を超えています。
病を得てからは行くこと能わずですが、稚内信用金庫/ 増田雅俊理事長の上京の機会にお目にかかって話をうかがうのをいつも楽しみにしています。
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ここからはハカセの写真館です。
① 天北原野 勇知駅 (宗谷本線) 付近から見た利尻富士 (2018年5月)
② 天北線 小石〜曲淵 (1975年2月)
③ 天北線 曲淵駅 (1974年9月)
④ 現在の曲淵駅あと (2018年5月)
曲淵界隈は40〜50年前、鉄道ファンのメッカでした。
コメント
ドラマ天北原野というのは全く存じませんでした。
というか天北といえば天北線しか知らないもんで天北原野てな呼び方があることさえ知りませんでした。
でも、なかなか上手いネーミングです。
山に入るとまるで山道を辿るような天北線の風情が好きで冬も夏も天北線に入りました。夏冬での沿線の大層な違いも面白かったなあ。
メッカである曲淵駅にも降り立ちました。もちろんハカセにくっ付いてですが。