日曜日ですので、肩のこらない話題を。
東京と山陰とを何度も往復したことか。
いまは飛行機か、新幹線と伯備線のルートですが、かつては山陰本線をゆったりと走り、お国訛りがヒソヒソと漏れ聞こえてくる夜行列車でした。
季節にもよるのですが、福知山あたりから夜明けモードに入り、豊岡、城崎、香住を過ぎるとソワソワしたものでした。
トンネルに入るたび、次か!次か!と期待感が高まります。
そして、いくつめかのトンネルを抜けたところにパッと広がる日本海。
餘部鉄橋をいくぶんスピードを落としながら走る「出雲」号の車中で興奮したものでした。
多くの山陰出身者が共感するシーンです。
いまは1両の気動車がコトコトと走るだけの寂しい線になりました。
写真はいつもと同じハカセの作品です。