10月2日は金融庁において、第3回「融資に関する検査・監督実務についての研究会」が開催されました。
金融検査マニュアルのあとの融資の引当をどうするかがメインテーマなのですが、第3回は全銀協 (みずほ銀行) と地銀協 (福岡銀行)、そして日本銀行がプレゼンテーションを行いました。
https://www.fsa.go.jp/singi/yuusiken/
siryou/20181002.html
率直に言って、議論はほぼ出尽くした感がありますが、フォワードルッキングの視点 (将来を見越しての引当) をどう組み入れるか、が大きな論点と考えられます。
フォワードルッキングならば、短期経営計画、中期経営計画、長期経営計画を構築する際にしっかりと将来の経営環境を議論しているはずだから、それと引当の考え方とが平仄が合っていればよいわけで、
その点を金融庁がしっかりとモニタリングするという仕組みを作ることだと思います。
数字の積み上げと作文だけで経営計画を作っている地域金融機関は、フォワードルッキングの引当などできません。