やはり経営者次第

浪川攻さんの新著「地銀衰退の真実」(PHP新書) を読みました。

「再生のヒントは信金・信組にあり」と帯にありますが、文中、ワタシが長くお付き合いをいただいている方々 (そのほとんどが信用組合の経営者です) が登場しています。

多くの地域銀行が、醜い自己中心経営へとどんどん傾斜していく中で、責任感と矜持のある立派な経営者のいる信金信組の活躍が昨今、際立っています。

その一方で規模だけを追うプロダクトアウトのトラバン型の協同組織金融機関も多く、協同組織金融機関は

1兆円を超えるとダメになる」

という私の仮説は崩れそうにありません。

量を追い求めるプロダクトアウトのトラバンは協同組織金融機関の経営理念と合致するとは思えないのに、、、

ワタシは“兆円信用金庫”の中で、X信金とP信金だけは例外との評価していますが、それは経営トップが群を抜いて優れていることに他なりません。


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