昨日は地方銀行協会の頭取例会でした。
出席者から聞いた遠藤金融庁長官の話の中で一番印象深かったのは、金融機関との継続的なモニタリング、すなわちトップや社外取締役との対話の中で、
「社外取締役を含めた取締役会において、大きな戦略の方向性を議論するなど、ガバナンス機能が発揮されてきたか」
という点を重視するとの発言です。
ワタシが社外取締役として取締役会に出席していて、遺憾ながら不十分と考えているところが、まさに“大きな戦略の方向性”についての議論です。
本来、取締役会のメインテーマであることは間違いなく、改善に向けて動いてみようと思います。
コメント
「大きな戦略の方向性を議論する」には、そもそも、取締役たちに普段の日常に「大きな戦略」を考えている時間が十分にあってのことでしょう。これはあるいは「時間」というよりも「習慣」とでも言うべきかもしれません。率直に言って、日本の会社役員に、この習慣があまりなく、とくに既得権益に守られてきた地域金融機関の取締役には決定的に不足しているように思います。それで、解決策は、やはり社外取締役の「質的量的拡大」しかないと強く思います。変革運動体の任務はここにあるように思います。
当組には、約30名の外部有識者の評議員がいます。着眼大局着手小局。経営トップを含め、どれだけ広く最新の情報を学び続けているか?そこから、経営戦略の議論が始まるように思います。
当組には、約30名の外部有識者の評議員がいます。経営トップも含めて、どれだけ広く最新の情報を学び続けているか?そこから経営戦略の議論が始まるように思います。