地元顧客の声なき声

昨日のブログ「変わりはじめた。今回は本物かもしれない」で、

「行政からの働きかけ」、

「株式市場からのプレッシャー」、

「地元顧客の声なき声」、

という外部からの圧力をシカトし続けたレイジーバンクたちも

「ヒューマンアセットに異変」が生じたことで、ついに重い腰を上げたと書きました。

今日は、3つの外部からのプレッシャーのうち「地元顧客の声なき声」の実態について話を展開させようと思います。

レイジーバンクが跳梁跋扈する地域の事業者と話をすると「金融機関不信」が沸点に到達していることが分かります。彼らは金融機関とは極力距離を置き、資金調達については企業間信用の比重が高いように推察されます。(データがないのは辛いのですが) 実質的な無尽なのかもしれません。

こういう実態はレイジーバンクどもには届いておらず、彼らは「人口減と経済環境が厳しく、この地域には資金需要がない」とシャーシャーと宣う。

そういうレイジーバンクに一つの事例を示します。友人からの本質を突いたメッセージです。

彼は地域金融機関の役員を長年務め、今は地域企業支援のためにフリーな立場で活躍しています。

《私の周りは、限界費用の低い事業者が多く、その意識を探ると金融機関に対する期待や依存心が想像以上に低いことが気になっております。伝統的な金融機能が、疑似的手法により存在感が薄れているような不安を感じております。どうも、金融機関が現在の利用者や将来の利用予定者の心や意識が遊離していることにあまり危機感がないようです。金融機関には環境変化を唱えていますが、顧客の遊離・離反がここまで進んだ原因が外部環境にあると思い込み、自身の中に真の原因があるとの視点には立っていないように見えています。》

レイジーバンクはすでに捨てられています。

メディアや調査機関は、地域銀行のデータ分析をランキングや調査レポートとして発表するだけでなく、企業間信用の実態を明らかにして欲しいものです。難しいかな?

 

 

 


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