責任共有の部分保証融資には消極的でありながら、緊急保証制度(全額保証、2008年)が導入されるや豹変し、枠取り予約に踊っている地域金融機関の、コロナ対応ゼロゼロ融資の取り組み状態について情報を集めました。
案の定、性懲りもなくゼロゼロ融資の満額枠取り運動を展開しているようです。
事業者側の資金ニーズなど何処吹く風。ウイズコロナ・ポストコロナの事業展開の相談なんか我関せず。
一方、この地域金融機関の2~3月の既存融資の条件変更の受託件数はといえば、お寒い限り。
予想していたとはいえ、レイジーバンクの遺伝子は根強いものがあります。
ゼロゼロ融資は中小小規模事業者のためのものです。レイジーバンク支援のためのものではありません。
金融庁においては、各地域金融機関の「ゼロゼロ融資金額の保証付融資総額に対する比率」と「条件緩和の受託先数の全融資先数に対する比率」の数字を集計の上、開示していただきたいものです。
きれいな逆相関が描かれるのでは。