7月8日のブルームバーグ配信「悠長な検討している場合ではない、地銀と対話2年」、遠藤長官のインタビュー記事を読んでの感想です。
遠藤長官と中竹さんとの特別対談のDVD、先週の時事通信社での遠藤長官の講演、さらに遠藤長官の最近のインタビュー記事などと比べると、かなり踏み込んだ発言内容です。
すべてに共感‼️
~新型コロナは「課題解決の方法を変えるものではない」と指摘。ただ、地域企業を支えて付加価値を与える役割がこれまで以上に求められる中、「悠長な検討をしている場合ではなくなった」と述べた。
~国内の上場企業がビジネスモデルを変えながら生き残りを図ってきたのに対し、かつては預金さえあれば高い利ざやを得られていた銀行は預貸業務が成立しなくなっても「何のイノベーションもしてこなかった」と指摘。「本気で生き残りを考えているのか」と疑問を投げ掛ける。
~地域の支店長として預貸業務の経験を積んでトップになった経営者が新たな時代に対応できないのは仕方ないとしつつ、その場合は「他から人材を引っ張ってくることも視野に入れるべきだ」と述べた。
~時代背景の変化の中で「上場がコスト要因」になっている場合もあると述べ、「つらいかもしれないが、上場企業でいることは本当に必要なのか」という点も考える時期に来ていると語った。
(いずれも同記事より)