🚩ミスターリレバンからのメール

2019年5月6日「ミスターリレバン、現場に出る(後編)」に登場した古くからの友人が、コロナ禍の中での奮闘ぶりを知らせてくれました。

4月10日のブログ「ミスターリレバン、現場に出る」に登場するXさんに連絡して、10年ぶりの支店の第一線での感想を聞いてみました。「地域密着の...

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売上低下と利益率の低迷に喘ぐお取引先を訪ね、役員と生産性向上に向けた施策の話し合いを行いました。

先方は「コロナ禍で売上が激減し、利益率が上がらない。コロナ禍が過ぎれば、また良くなるはず。」との認識だったのですが、よくよく話を聴いてみると時代のニーズにマッチせず、他社製品対比競争力もない商品を少ロットで作り続けており、更には製造コストが「どんぶり勘定」に近い状態であること等が分かりました。

当方からプロダクトポートフォリオの基本的な考え方の説明のほか、コスト管理の精緻化に向けた態勢構築等に関する提案等を継続したいたところ、「色々お世話になったので、今度の資金はおたくで借りるわ。」との嬉しい言葉を頂きました。

ただし、「あの利息が返ってくるヤツで」とのこと。

利子補給制度がある以上はやむを得えす、我々も取り組む他ないとは思っておりますが、ゼロゼロ融資が中長期的に地域金融機関職員としての「与信判断のスキル」だけでなく、「やりがい」や「仕事の醍醐味」を色褪せさせてしまわないかは気掛かりなところです。

コロナ禍は地域金融機関の経営にも甚大な影響を及ぼしておりますが、これは「いずれにしても数年後には不可避であった転換点が、今、少し前倒しで来ただけ。」とも思えます。新しい時代においても必要とされる地域金融機関であり続けるべく、引き続きリレーションシップバンキング実践のため現場で日々汗を流してまいります。

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病で倒れて8年目に入り、引き続き後遺症によるリハビリ生活ですが、折に触れて友人たちがこのようなビビッドな話を届けてくれるおかげで、地域金融・中小企業金融の現場の動きになんとかついていけているように思います。

感謝感謝です。

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