7日のブログ「再読、協同組織金融の入門書」に、
当該入門書の著者である橋本さんと、協同組合と協同組織金融についての高い見識をお持ちの長川康一(おさがわ)さんから、コメントを頂戴しました。
長川さんのコメントは以下の通りです。
~今アメリカでは新しい協同組合が生まれ、組合員も増加傾向にあるらしい。一方日本では新しい協同組合は生まれることもなく、組合員も減少傾向の一途です。このコロナ禍でますます人の関係性は薄れてゆきそうで日本の世の中は人にとってさみしいものになるのではないか。信組はちょっと利益・ボリューム指向を忘れて、「この街この職場この産業」といった国民目線でない現場目線で新しい仕組みづくりの活動を模索するべきではないか。特に地域信用組合は生活協同組合と連携に真剣に取り組むべき。それぞれの組合員の融合は、お互いの組合の新たな発展につながると私は思っています。今後協同組合同士の連携活動が新たな地域社会を作ると大きな力になると思います。(原文通り)
コロナ禍で協同組織、協同組織金融の原点回帰が求められています。
さらに長川さんのコメントの冒頭にある通り、米国では新しい協同組合が生まれ、組合員も増加しています。
このブログで何度も訴えていますが、我が町の信用金庫、信用組合の空白地の解消は非常に重要であり、コロナ禍で喫緊の課題になっているといっても過言ではありません。
合併特例法で地域銀行の再編が想定される中、小規模事業者を中心に受け皿金融機関の問題が顕在化することは十分予想されます。
いまは信用金庫、信用組合の空白地に新たな協同組織金融機関を作ること(中央組織の代理貸付に特化したナローバンクもあるのでは)を真剣に検討するときではないでしょうか。
コメント
多胡先生へ
私のコメント取り上げていただきました。
ビックリです。
ただ決して信用組合について高い見識がある人間ではありません。
間違いと勘違いの多い人間ですのでご注意願います。
拙いコメント取り上げていただきありがとうございます。