金融行政の中に「顧客本位のビジネスモデル」という言葉が登場してから数年が経ちますが、お世辞にもそれが定着したとは思えません。
とくに地域のトップ地銀。
現場では、貸し手の優越的地位を振りかざした上から目線の傲慢な姿勢で顧客対応をしている事例が絶えることがありません。
何様だと思っているのか、勘違いの輩が結構多いのです。
経営が口を酸っぱくして言っても簡単に変わるとは思えないし、従来型の業績評価や人事制度ではこの体質にメスが入るとも思えません、
それに対して、二番手以下となるとこの傲慢さは非常に薄くなります。(某地域のように二番手もトップバンク同様に傲慢な現場という、摩訶不思議な地もありますが、少数派です)
親しみやすい、敷居が高くない、
こういう言葉がお客様からも聞こえてきます。
これこそが顧客本位のビジネスモデルの第一歩であり、傲慢な現場の意識変革という最難関の課題がないことは最大の強みです。
ある二番手銀行の方から、強みは何かと聞かれた時に、業務の取捨選択ができることとともに、この点を上げました。
コメント
「親しみやすい、敷居が高くない」
全くの私見ですが、これが正しく当行の強みであり経営理念に通じるものだと思います。
先日、本業支援先企業の社長から
「当行さんは敷居が低いし、客との距離感が非常に近い。今話題の再編で違う銀行になったりしたらウチは到底受け入れられない。」
と心配の声をいただきました。
すぐさま「ウチは大丈夫です!」と回答しましたが(笑)こういった取引先に支えられて当行が存続できることを改めて実感しました。
今後も更なる「顧客本位の本業支援」に注力して参ります。