1970年のNHK大河ドラマ「樅ノ木は残った」(原作: 山本周五郎)の総集編を見ました。
この番組が放映されたときには、船岡(原田甲斐の領地)、涌谷(伊達安芸)、一関(伊達兵部)といったいった地名が非常に身近になり、その後訪れたときはこのドラマが蘇りました。
最終回、主人公の原田甲斐が、逆臣の汚名を覚悟でお家乗っ取りを防ぐために伊達安芸を殺害し、自らも殺されるのは、大老である酒井雅楽頭忠清の上屋敷においてです。
酒井忠清は四代将軍・家綱時代に絶大な権力を持ち、下馬将軍といわれた人です。
10年ほど前、大手町のビルの谷間にある将門塚に立ち寄ったところ、酒井雅楽頭上屋敷の跡地の看板を見つけました。