日経フィナンシャル、本日は橋本卓典さんの「リレバンの科学」の第二弾。
前回のきらやか銀行に続いて、豊和銀行(本店:大分市)です。
https://financial.nikkei.com/article/DGXZQODF221Y30S1A220C2000000?s=1
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~Vサポートによる銀行の収益面の効果はどうか。 まず支援先の売上高の増加に応じて、成果報酬型の手数料を銀行が受け取る。しかし、手数料収入は主目的ではない。売り上げが増加すれば、業況が改善し、返済能力が高まる企業は少なくない。銀行の貸出債権の質が改善し、債務者区分がランクアップすれば、引当金の戻し益が発生する。また、売り上げが増えれば、仕入れ、雇用の拡大に伴い増加運転資金や設備投資の資金が必要となる。自然と銀行の貸し出しも伸びる。こうした好循環を生み出さない単なるマッチング手数料目当てのモデルに陥らないよう、経営は目配りを怠らない。(本文より)
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10年間、金融庁で金融機能強化法の公的資金の審査を行っていましたが、ワタシの実感では、金融機能強化法の精神に則って、真摯に金融仲介に取り組んでいる模範銀行は、橋本さんが「リレバンの科学」(上下)取り上げた2つの銀行でした。
豊和銀行のVサポートは、橋本卓典さんの著書「金融排除」の第3章「顧客の売り上げ向上への貢献が本業」で詳しく書かれています。
「Vサポートをするようになってからは、毎朝、出勤するのが楽しみで仕方がない」
とつぶやいた、本部幹部行員Wさんの嬉しそうな顔が目に浮かびます。
コメント
ありがとうございます。いやはや、ここまで進化しているとは想像以上でした。匠の個人技ではなく、若手も大活躍。やらない理由をあれこれ上手く言う人がいますが、無為に時間が過ぎて行くだけですね。こういうことを経営というのでしょう。