「金融機関、資本支援シフト」という本日の日経記事。
書き方の問題だと言われればそれまでですが、この記事に違和感を感じるのはワタシだけでしょうか。
「ゼロゼロの融資先に次のステージとして資本性ローン」というふうにざっくり読めるのですが、そもそもゼロゼロの顧客層と資本性融資の顧客ゾーンは違うのでは?
記事で資本性融資の例に上がっている企業はゼロゼロの融資先ではないじゃないですか。
だいたい小規模のゼロゼロ融資先に手間暇かけて資本性融資を出す金融機関はどれだけいるでしょうか。
昨日のブログで書いた通り、融資先のバランスシートの右側の組み替えを云々いう以前にPL改善のための事業の見直しが先です。小規模事業者の場合にはとりわけ。
「ゼロゼロで小規模顧客層の出血は止まっているが、比較的体力のあった中堅企業の債務超過が顕在化し、資本性の資金が必要になってきた」とでも書くのならまだしも、この記事の建て付けはいただけません。