4月30日のブログで、有事における経営トップの“決断力”が地域金融機関のコアとなる資産を作り出し、それによってサステナビリティが確保されることを示しました。
3年半前にも経営トップの決断力について書いていますが、
これは「他に選択肢がないのに、なぜ決断しないのか」という視点です。
2017年10月29日の日経、私の履歴書・斉藤惇さんの第28回「山一自主廃業~問題明らかだったが…欠けていた決断力 破綻招く」を改めて読み返しました。
〜問題の所在も、とるべき手だても明らかだった。運命に導かれるように破綻していった山一に欠けていたものは、ただ一つ。決断するということではなかったか。(同記事より)
さすがに山一のような飛ばしはないでしょうが、目先の利益のために経営理念に反することを現場に強要している地域金融機関を見ていると、どんどん泥沼にハマっていくのではと思います。
そして、多くの地域金融機関の蹉跌からも明らかなように、スキルのない有価証券運用で墓穴を掘る、、、
地域金融機関に欠けているものはただ一つ。決断するということ。