第四北越FGは対等の精神ということで、FGの本店を長岡、21年1月に発足した第四北越銀行の本店を新潟としていましたが、25日の株主総会においてFGについても長岡から新潟への本店移転の定款変更を決議しました。
~FGによると、定款変更の議案の賛成率は98.6%(速報値)。(中略)長岡市は本店を「北越銀の歴史を引き継ぐシンボル」などとして、今月3日に商議所とともに移転の再考を申し入れ、株主としても反対票を投じた。(新潟日報web版、26日より)
6月30日の新潟日報(紙面)では、第四北越FGの本社移転について的を射たコラム「合理性と心のはざま~地域に寄り添うFGに」が掲載されていますが、同日の同一紙面には長岡に本店を構える大手製紙会社・北越コーポレーションの株主総会において、株主から「長岡に本店を残してくれてありがとう」という発言が相次いだと書かれています。
このコントラスト、なかなかのものです。
蛇足ながら、コラム「合理性と心のはざま~地域に寄り添うFGに」にはワタシのコメントが取り上げられています。
~多胡秀人氏は「第四北越は地銀であるからには地域の歴史や思いを理解しなくてはならない。合併でできた余力を生かして長岡の街づくりに取り組むべきだ」