金融機関から酒類の提供停止を拒む飲食店に取引先の応じるよう働きかけてもらうとの西村大臣発言で、業界以外にも広がった「優越的地位の濫用」という言葉。
その金融機関の優越的地位について、八代さんがコラムを書いています。
「中小零細企業への二つニーズへの対応」
~顧客ニーズとはその顧客次第ではかなり金融機関には残酷なものです。残酷さを中和させてきた「優越的地位」を失うきっかけが昨年ありましたので、今後も顧客ニーズに対応していきたいのであれば、対応能力の低さは認めながらも、何らかのアクションをとっていただきたいものです。(八代アソシエイツHPより)
コメント
八代さんの論考は時折誘導されて読ませて頂いていますが、中小企業金融における人間の「業」への認識に根差していて、迫力があります。
特にここで示されている「零細事業経営者の2つのニーズ」には思い当たるところがあり、ギョッとさせられます。恐らく巷の経営論では殆ど触れられていない領域の話であり、そこに根差した認識に基づかなくては、現実を動かすことはできないだろうと痛感します。