7月15日・日経フィナンシャル、一橋大学大学院・下田特任教授の論考、
「銀行のAI融資、早くも規制論 活用メリットあるか」
における「法人融資」に関する記述はワタシにも十分、納得できるものでした。
~法人向け融資では、すでに厳しい金利競争にさらされている既存の正常与信先にAIを活用するメリットはほとんどない。結局、創業支援、業況低迷先の経営再建などリスクをとる案件でいかに安全に貸せるようになるかに尽きる。商流データを活用するトランザクション・レンディングに一定の可能性は感じるが、その場合でもAIの出した判定を事後的に解釈できる設計にしておくことが必要となってくるだろう。「機械学習は継続的にモデルがアップデートされるので判定の理由は分かりません」では使い物にならない。(同記事より)
「創業支援、業況低迷先の経営再建などリスクをとる案件でいかに安全に貸せるようになるかに尽きる。」
AIがどこまでできるのかワタシには分かりませんが、これぞ「リレバン金融人」の仕事です。