最近、心理的安全性という言葉をあまり聞かなくなりましたが、それが定着してきた一部の地域金融機関では現場の若い人たちの行動が着実に変化し、彼らが本当にやりたかった顧客本位の仕事を粛々と進めています。
「(心理的安全性が確保されていることで)現場は安心して取引先経営者に向き合え、仕事のやり甲斐を感じ、自己肯定感が高まり…良いことづくめです。」
地域金融機関の現場を指導している、ワタシが信頼するコンサルタントXさんからのメールにあった一文です。
かつてXさんの例にあった信用金庫において、幹部向けと新入職員を含む若手職員向けに話をしたことがありますが、トップを含む経営陣が2つの無形資産(顧客リレーションシップとヒューマンアセット)を非常に大事にしていることに感銘を受けたことを思い出します。
同一県内には規模の拡大に躍起になっているだけ、職員の早期退職の流れが止まらない信用金庫もありますが、その違いが経営陣にあることは、地域顧客も周知のようです。