昨日の旅芸人ブログ「板橋モデルの新展開~個のネットワークが地域を動かす」でも書きましたが、
コロナ対応借り入れで膨れ上がった中小小規模事業者の過剰債務問題、そしてウイズコロナ・ポストコロナへの事業変革のためには、地域における事業者支援組織や地域金融機関の連携による支援が必須です。
まさに『総力戦』です。
本日の日経北関東版「栃木の金融機関など、中小企業支援で分科会初開催」には栃木県における総力戦の活動が描かれています。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC198Y60Z11C21A0000000/
〜栃木県内の経営支援に関わる機関が集まる「とちぎ中小企業支援ネットワーク」は19日、金融機関の中小企業支援について話し合う初めての分科会を開いた。新型コロナウイルス禍で中小企業の経営は悪化している。須藤揮一郎会長(栃木県信用保証協会会長)は「関係機関が一体となって県内事業者の活性化に取り組む必要がある」と話した。(本文より)
〜県信用保証協会経営支援部の安西克巳部長は「地域の金融機関はそれぞれコロナ下での企業支援に試行錯誤しているが、互いに情報交換する機会がこれまでなかった」と指摘。借入金の元本返済を一時的に止める特例リスケジュールなど多様な支援策を再確認し、企業支援の選択肢を見直す機会とした。(本文より)
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栃木県では昨年11月に、地域金融マンとして誇りを持ち、企業支援を本気で考え、組織を越えた総力戦で取り組むための知見の結集、意識の熟成を目指すことを目的としたシンポジウムを行っています。
ワタシも宇都宮まで乗り込んで日下さんの基調講演を聴き、分科会などにも参加しましたが、単なる組織代表が集まってエール交換するレベルをはるかに超えたもので感銘を受けました。
今回発足した「とちぎ中小企業支援ネットワーク」は、昨年のシンポジウムの熱量をさらにパワーアップしたものとなるでしょう。
栃木県における地域金融・中小企業金融の今後の展開への期待が高まります。