本日の日経電子版の記事「社外役員の働き、投資家「不十分」 三井住友信託調べ」、三井住友信託銀行の調査についての記事です。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB172640X11C21A0000000/
〜社外取締役の働きが不十分――。投資家がこうした不満を募らせていることが、三井住友信託銀行の調査で明らかになった。上場企業の約6割で独立社外取締役が取締役会の3分の1以上を占めている一方、社長の後継者指名や市場との対話で投資家の期待に応えられていない。企業統治は形式だけでなく、実効性が問われる段階に入っている。(中略) 社外取締役に期待する役割を尋ねたところ、株主や投資家との対話をあげる投資家が84%に上る一方、企業は15%にとどまった。一部の企業では投資家向けに社外取締役が個別面談をしたり、会社説明会に出席したりしているが、こうした取り組みが不十分な現状が浮かび上がった。社外取締役の活動状況についても、87%の投資家が具体的な活動内容を開示するよう求めている一方、実際に開示する企業は42%にとどまった。(記事より抜粋)
長年、社外取締役をしている立場からすれば、株主や機関投資家との「対話」は望むところです。
とくに議決権行使助言会社の大手がすべて賛成推奨しているにも関わらず、取締役選任議案で否認票を投じた機関投資家とは是非とも対話をしたいものです。